肩の痛み 30代男性

症状

肩甲骨の奥の方がだるくなってくると肩の後ろ側が重くなり、右肩全体が重い感じがしてくる。

 

検査

  • 胸郭出口症候群の可能性もあるので、神経・血管の通り道になる部位での検査を行なう⇒とくに脈拍が小さくなることもなく陰性。
  • 頚椎からの神経の通り道での圧迫がないか検査⇒神経を圧迫しての症状は出てこない。

 

施術

全体的な影響から症状が出ているものと考えて身体全体を施術していき症状の軽減を図る。

 

施術結果とコメント

最初に全体的に5回ほど診させて頂くと症状の強さは減ったとのことでした。ただし、やはり何かのタイミングで症状が出てきてしまうとの事で、再度検査をしなおしました。

すると、右腕を可動息の最後まで大きく動かすと症状が出始める事が分かりました。その事から考えられるのは神経の挟みこみがあるか、胸の前側で血管 や神経が通る部位の筋肉の緊張が考えられるのですが、どちらも通常の検査では陰性になってしまい症状との関連が明確ではありませんでした。

ただし、呼吸時に右の肋骨から音がするのが気になり、肋骨の動きを調べていくと右の第二肋骨が異常に大きく動いている事が分かりました。通常、検査では動きの固いものを中心に探しているため、動きすぎている関節への注意が足りていなかったようです。

そこで、第二肋骨に付着する後斜角筋をリリースし肋骨が引っ張られてしまう事を抑制したうえで、肋骨が動きにくくなるようにテーピングを行なってから腕を大きく動かしてみると症状が出ないことから、そのまま様子をみて頂きました。

その後に、2週間後に電話で確認した所、肋骨のテーピングなしでも症状が出ないとの事でした。

今回の場合、関節の動きすぎでも今回のような症状が出る事を勉強させていただきました。また、第二肋骨の問題で胸郭出口症候群の様な問題が起こるの かも興味があったため調べてみたのですが、第二肋骨の下方への動きが減少するとこの様な症状が起こりうるようです(Boyle J 1999)